北海道コンサドーレ札幌MF深井一希が11日、23歳の誕生日を迎え、体力面の向上を誓った。札幌・宮の沢でランニングやボール回しでリカバリーを行った。サポーターから祝福され「うれしいです」と感謝。「ケガせず頑張ります。早く90分戦える体にしていくのが当面の目標」と掲げた。

 先発した前日10日清水戦(札幌ドーム)は、昨年3月18日広島戦以来の本拠地ピッチ。「久しぶりのドームだった」と感慨深い一戦となった。昨季、同戦後に左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂し、戦線離脱した。ケガから復帰し、今季は開幕から3節全てボランチとしてスタメンでプレーしている。だが3試合とも途中でベンチに退いており「単純に体力がない。復帰して5~6試合までは足がつったりするのがある」と課題を挙げた。

 プロ入り後5度の手術を受けた膝と向き合いながら、シーズンを戦い抜く覚悟だ。年を1つ重ねて「引っ張っていくような年齢。下にもどんどん入ってるし、手本になれるようにもっともっと引っ張っていきたい」。節目の日に、あらためて選手としての責任感を強くしていた。【保坂果那】