今日14日、ルヴァン杯1次リーグ第2戦が行われ、アウェーでJ2ヴァンフォーレ甲府と対する清水エスパルスは、8年ぶりに復帰したMF兵働昭弘(35)のメンバー入りが確定。チームは公式戦4連勝を目指す。

 清水に8年ぶりに復帰した兵働が、「再デビュー」する可能性が高まった。13日、清水三保グラウンドで今日14日の甲府戦に向けて約1時間半の最終調整を行い、ヤン・ヨンソン監督(57)が「(兵働は甲府への)移動メンバーに入っている。試合に出られるコンディションは整っている」と明かした。

 兵働は鹿児島キャンプ中に右アキレスけん痛を発症した。別メニュー調整が続いていたが、開幕直前の2月下旬に合流。練習試合には出場していないものの、調子を上げていた。「もし出られるなら、活躍して初めて(清水に)復帰したと言える。今やれる100%を出して、勝利に貢献したい。チームに恩返しがしたい」。出場すれば、清水のユニホームでプレーする公式戦は2657日ぶり。しかも相手は、昨季1年間プレーした甲府だ。

 チームは公式戦3連勝中。経験を若手に伝える役割も期待されているベテランは「選手がのびのびとやれるように、サポートしたい。全体的にいい雰囲気なので、いい流れに乗っていきたいです」と誓った。【保坂恭子】