公式戦3連勝中だったFC東京が、敵地でベガルタ仙台に完敗した。

 16歳のMF久保建英が右サイドハーフで先発。これまでの2トップやトップ下ではなく、サイドでボールを収めて起点になったり、切り崩すための起用。長谷川健太監督(52)の期待に応えるべく「求められるアップダウンを意識した」と前半から攻守に足を動かした。

 ドリブルで仕掛け、速攻では素早い球離れで起点になった。ラストパスで味方のチャンスも演出。後半31分には左足ミドルシュートを放ったが、枠を外した。

 3月14日新潟戦で決めたルヴァン杯の最年少弾に続くゴールはならず、チームも3失点で完敗。それでも長谷川監督から「(久保は)良かった。気迫を見せてくれた」と評価されるなど気を吐いたが、ゴールが遠かった。

 フル出場も結果は0-3で、取材エリアでは厳しい表情。「今日は仙台にスポットライトが当たる」と相手をたたえつつ「次は自分にスポットライトが当たる活躍をしたい」と巻き返しを誓っていた。