直前のリーグ戦からスタメン全員を入れ替えたアルビレックス新潟は、先制点を守れず初勝利を逃した。

 前半28分、FWターレス(22)がセンターライン付近から中央にスルーパス。それに反応して裏を取ったMF高木善朗(25)がドリブルで持ち込み、飛び出したGKをかわしながら、シュートを決めた。

 「ターレスのパスが出てきたときは、完全に裏を取れると思った」と高木。その後もFW田中達也(35)らの激しいプレスからカウンターにつなげた。ただ、追加点を奪えなかったことで、後半は横浜に流れを持っていかれた。プレスをかけられず、相手にスルーパスを通させた。マークが外れたところからチャンスを作られ、3失点。攻撃で形ができた一方、守備で詰めの甘さを露呈し、鈴木政一監督(63)は「ボールに複数の選手がいってしまった。状況判断ができていない」と反省した。