ベガルタ仙台のDF大岩一貴(28)が今日7日のアウェー浦和レッズ戦で、2年越しのリベンジに挑む。仙台市泉サッカー場で6日、セットプレー中心に最終調整に臨み、ヘディングでゴールを脅かすなど好調をアピール。昨季は浦和相手に2戦2敗で計10失点。ちょうど1年前のアウェー戦では、0-7のクラブワースト失点の屈辱を味わった。自らもオウンゴールで1点を献上しており、苦い思い出をクリーンシートの勝利で晴らしてみせる。

 3-4-3の新システムに移行した昨年4月7日の浦和戦でまさかの大敗。今年は、365日で上積みした守備力を示すつもりだ。大岩は「あのときは、みんなでパニックになったことを覚えている。個々で負けないようにして、組織で守って失点をなくしたい」と意気込んだ。

 埼玉スタジアムでは6分け4敗といまだに勝利がないが、チームは開幕から公式戦8試合で負けなし。うち1-0のクリーンシートでの勝利が5試合と、安定した守備力を発揮する。大岩は「改善点はたくさんあるが、みんなが守備の意識を持って戦えている。攻撃力のあるチームだが、臨機応変に対応して結果で示したい」と気を引き締めた。【下田雄一】