ベガルタ仙台MF蜂須賀孝治(27)が、ベビーラッシュに沸くチームをゆりかごダンスで勢いづかせる。24日は仙台市泉サッカー場で今日25日のアウェー、セレッソ大阪戦に向けて最終調整を行い、空路移動した。蜂須賀はミニゲームで主力組の右ウイングバックに入り、精度の高いクロスでMF中野嘉大(25)野津田岳人(23)のゴールを演出するなど好調をアピールした。

 ベガルタファミリーにまた1人、男の子が加わった。この日、17日に第1子が誕生したDF大岩一貴(28)に続き、20日にMF富田晋伍(31)に第3子(次男)が誕生したと発表された。蜂須賀は「試合の状況にもよるが、先制点を取って気持ちよくできれば。テレビカメラを見つけてみんなでアピールしたい」と敵地で祝福のダンスを決め、連敗阻止を誓った。

 自らも2月23日に第1子が誕生。長期離脱から復帰し今季初先発となった4日のルヴァン杯東京戦でいきなり2ゴールを決め、自らゆりかごダンスを決めている。「クロスを予測されているので駆け引きも必要。敵地だし相手のカウンターもあるので、まずはしっかりと守備から入って勝利をつかみたい」。リーグトップクラスのクロス本数で、きっちりと祝砲をアシストする。【下田雄一】