FC東京が名古屋グランパスに完勝し、ホーム5連勝で2位をキープした。前半20分、東京FWディエゴ・オリベイラが自ら得たPKを決めて先制。38分にはFW永井が左足で3戦連発となるゴールを決めた。2-1の後半2分には、永井がドリブルから左クロス。狙いすましたグラウンダーのパスがディエゴの足元に届き、右足ワンタッチでチーム3点目が生まれた。

 2試合連続2ゴールのディエゴは、得点ランク単独トップとなる9点目。「いつでも精いっぱいの力を出すことを心掛けている」と納得した。

 前節25日の首位広島戦もディエゴ、永井の2トップで3ゴール。永井は「推進力が去年と違う。全然、比較にならない」と攻撃陣を引っ張る自信にあふれている。長谷川監督も手応えをつかんでおり「前節、首位の広島に勝ったが、ここで名古屋に負ければ意味が薄れるところだった。大きな勝利。選手が頑張ってくれた」と評価。「永井とディエゴの2人が、大きなパワーを持ってけん引してくれている」と褒めたたえた。

 広島も勝ったため勝ち点6差は変わらないが、ゲーム主将のMF橋本は「前節の勝利を生かせた。いいゲームの進め方ができたし(MF田辺、DF太田が久々の先発で躍動し)誰が出ても戦える」とチーム状態の良さを口にしていた。次節は5月2日、敵地ノエスタでヴィッセル神戸と対戦する。