サンフレッチェ広島の城福浩監督(57)は、浦和レッズに敗れ、1次リーグ敗退が決まった後の監督会見で「あと2つ、大会がある。これを2つとも取りにいくつもりでやりたい。中3日でリーグ戦があるので、今日の悔しさをぶつけたい」とJ1、天皇杯の2冠獲得を誓った。

 城福監督は会見の冒頭で「浦和におめでとうと言いたい」と首位通過した浦和をたたえた。その上で、勝てば通過の可能性があったことを踏まえ「最後の90分の中で勝ち点3が取れたらいいと思った。急造のDFラインでしたけど、よく辛抱して決定的なシーンは、特に前半は作らせなかった。我々がボールを持つ時間も増えると思ったので、時間帯に点を取りたかったし、最後はリスタートでも勝負が決まる可能性があると思った」と振り返った。

 その上で、後半31分の浦和レッズFW李忠成(32)に許した決勝弾を「痛恨の一撃を食らった」と評し「2点を取りにいかなければいけない中、相手の守備の集中も増して最後までネットを揺らすことが出来ず残念」と振り返った。

 1次リーグ敗退の要因については「2勝したにもかかわらず、その後、勝てなかった。ましてや前節は2点取ってから3点取られたところも含め、今回の戦い方は本当に悔しい思いをした」と“自滅”だったことを強調した。【村上幸将】