思わぬイニエスタ効果があった。東京・飯田橋で行われた転職者向けイベント「パ・リーグキャリアフォーラム」に、楽天の100%子会社であるヴィッセル神戸が出展。当初は採用予定職種を法務に限定していたが、世界的スターのMFイニエスタの入団決定で業務が多忙となり、営業や施設運営にも拡大したことが判明した。

 これまで1週間で40人ほどの応募があったが、管理本部山田美希マネージャーによるとイニエスタ入団発表後に「問い合わせが増えました」という。採用は当初1名の予定だったが、複数人を検討している。

 参加者からは「(イニエスタの高年俸で)事業として赤字になるのでは」という質問もあったというが、これをビジネスチャンスとして捉えられるパワフルな人材を募集。「アジアナンバーワンを目指している。スターとビジネスを展開できます」とやりがいを説明していた。