浦和レッズがアウェーで首位のサンフレッチェ広島に4-1で快勝し、勝ち点を24に伸ばした。エースFW興梠が、5月2日の第12節川崎F戦(2-0勝ち)以来となる2得点の活躍を見せた。前半25分にMF武藤と息の合った連係でゴール前に抜け出し、右足でゴール左隅を射抜き先制点を挙げた。「連係はずっと練習してきた。武藤がいいパスを出してくれた」と笑顔を見せた。

 リーグ戦では今季初の4得点。それも前半戦17試合でわずか8失点、12試合を無失点に抑えた堅守の広島を相手にしてのゴールラッシュだった。終了間際にはFWファブリシオにも移籍後初ゴールが生まれ、「FW2人にゴールが生まれたことは次につながる」と興梠は手応えを口にした。これで暫定ながら9位に浮上。前節を終えて12位とぴりっとしなかったが、首位撃破で弾みをつける勝ち点3を手にした。