北海道コンサドーレ札幌杉浦大輔コーチ兼通訳(44)は、前節19日FC東京戦で外国人監督最多のJ1通算174勝目を挙げたミハイロ・ペトロビッチ監督(60)の通訳を務めて13年目。サンフレッチェ広島、浦和レッズ、札幌でタッグを組む。

<ミシャ&杉浦コンビの歴史>

 ◆誕生 06年、杉浦コーチ兼通訳が通っていたケルン体育大(ドイツ)の先輩を通じ、当時ドイツ語通訳を探していた広島の強化部長だった織田秀和氏(現J2熊本GM)に誘われたことがきっかけ。同年から11年まで広島、翌12年から17年途中まで浦和、今季から札幌で二人三脚。

 ◆初陣 広島時代の06年7月19日第13節名古屋グランパス戦(瑞穂陸)。3-2で広島が勝利した。

 ◆リーグ戦412試合 J1で370試合(174勝87分け109敗)J2で42試合(31勝7分け4敗)を一緒に戦った。「意外と勝った試合より、負けた試合の方が頭に残っているんですよね」と杉浦コーチ兼通訳。

 ◆日常業務 杉浦コーチ兼通訳は練習や試合中、選手やスタッフらにペトロビッチ監督が話すドイツ語を日本語に訳して伝える。監督が取材を受ける際にも報道陣に対応。練習中、選手のウオーミングアップのボール回しにも参加。選手とコミュニケーションを積極的に図り、監督とのパイプ役としての役回りも。

 ◆呼び名 杉浦コーチ兼通訳は「ミシャ」と呼び、ペトロビッチ監督は「ダイスケ」と呼ぶ。