湘南が3発快勝で6試合ぶりに勝ち点3を奪った。選手は、曹貴裁監督(49)が試合前に「負けても絶対下を向かず、顔を上げてロッカーに戻ってこい」と鼓舞した言葉に発奮。序盤から球際の競りあいや前線からのプレスで上回り主導権を握った。

前半32分、浦和から新加入のFW梅崎司(31)が移籍後J1初得点となる先制点を奪った。ルヴァン杯では得点していたが、J1ではようやくのゴールだ。後半16分には、途中出場のMF金子大毅(20)も左CKのこぼれ球をヘディングで初得点。同18分には、MF岡本拓也(26)がシュートのこぼれ球を泥臭く右足でたたきこんだ。

トラスタがある地元長崎・諫早市出身の梅崎は「運命的なものを感じる。このスタジアムにあこがれて育ってきた。めちゃめちゃいい雰囲気で熱が感じられ、地元の人間としてうれしい」と声を弾ませた。