大阪ダービー6年ぶり勝利へ、セレッソ大阪が完全非公開で必勝仕上げを施す。C大阪は4日の練習を報道陣もシャットアウトの完全非公開で行うと3日に発表した。練習場所も通常の大阪・舞洲から移す徹底ぶり。J1リーグ戦では12年3月以来、7戦ぶりとなる大阪ダービー勝利への執念が、分厚いカーテンで示された。

降格圏でもがいていたガンバ大阪は4連勝中。C大阪は2戦連続下位に引き分けと停滞し、FW杉本が右肩脱臼、柿谷もコンディションが微妙だ。負の流れを一変できる可能性がある大阪ダービー。MF清武は「両チームの魂のぶつかり合い。勝てば波に乗れる。今年で一番、重要な試合かもしれない」とまで言った。

変化も入れる。C大阪の練習は公開が基本。尹晶煥体制で完全非公開はあったが、練習場を変えて行うのは初だ。懸命に調整する柿谷は「(杉本)健勇ほどダービーに出たかった男はいない。健勇の分まで責任を持って戦うだけ」。魂をこめて臨む。【実藤健一】