ベガルタ仙台のMF矢島慎也(24)が12日、チームに完全合流を果たした。攻撃練習を中心に約1時間、軽快な動きでフルメニューをこなした。8月1日のホーム名古屋グランパス戦で左太もも裏を痛めチームを離脱し別メニューで調整を続けていたが、次節20日のホーム・サガン鳥栖戦で12試合ぶりとなるメンバー入りを目指す。

プロ入り初の長期離脱を経験し、ひと皮むけた姿を見せつける。「ゲームをやってきていないので、まだしんどいところもある。プロなので早く試合に出たい気持ちはあるが、まだ合流したばかりなので。チームの力になれるよう徐々に状態を上げていきたい」と気負いなく、気持ちを高ぶらせた。

渡辺晋監督(45)は「明日のゲーム形式の練習で、やって問題がなければ(鳥栖戦の)土俵に乗ってくる。1本のパスで局面を打開できる選手が戻ってくることは心強い」と期待を寄せた。