ヴィッセル神戸は17日、神戸市内で練習後のクラブハウスでMFアンドレス・イニエスタ(34)の合同取材を行った。練習場では来日直後の初練習以来。29社80人の報道陣がイニエスタを囲んだ。

-ここまでの手ごたえは

イニエスタ 非常にポジティブなものだ。日本の生活、日本のリーグに適応している期間。個人としてサッカー選手としてレベルの高いバージョンを提供できるよう努力している。

-改善すべき点は

イニエスタ 常に改善するものはある。ここまでの結果を踏まえても、足りない点は何かある。その中で激しく強い気持ちで臨んでいる。少しでも順位を高い位置で終えることを目指している。

-リージョ新監督について

イニエスタ それぞれの監督がやり方を持っている。練習の仕方も違うし、スタッフも新しくなった。その中で個人のレベルを上げていくことが目標。練習で実施していることを試合でも実現できるようにしていきたい。

-神戸の街の印象は

イニエスタ 個人、家族とも最初からすごく歓迎してくれて感謝している。生活、文化に日々、適応している。住んで3カ月になるが、楽しいものが多い。お気に入りのレストランもできたし、(神戸の繁華街)三宮とかね。神戸は素晴らしい。いい場所があったら教えてほしい。

-あなたに憧れる子どもたちへ

イニエスタ 自分は日々努力して、サッカー選手の夢をかなえることだけを思ってきた。そのことを同じように続けてほしい。

-バルセロナがアジアツアーを発表した

イニエスタ (神戸との対戦が)実現すれば素晴らしい時間になる。日本のファンにとっても、バルサの素晴らしい選手を見ることはまたとない機会になる。

-神戸から長くA代表に選出されていない

イニエスタ (神戸から可能性のある)個人名をあげるのは難しいが、代表に選ばれるだけのレベルの高い選手はいるし、仲間から出てほしいと願う。チームとして証明することになるからね。ただ、決めるのは代表監督だ。

-神戸のサッカー熱は

イニエスタ 最初にホームスタジアムでプレーしてサポーターの熱を感じた。さらに高めるよう、いい仕事だと感じてもらうことが大事。

-サッカー人生でこれだけ勝てない経験は

イニエスタ (バルセロナ時代と)比較するのは好きじゃない。単純に比較はできないが、このクラブに来ると決めた時から楽な挑戦とは思っていなかった。負けるのは好きじゃない。自分の責任において、この状況を打開するためによりよいプレーをするしかない。

-神戸にはU-19日本代表の郷家ら楽しみな若手も

イニエスタ 才能があって、伸びしろがあるタレントは多い。これからも成長を続けていくには経験ある選手のサポートが大事。彼らは現在であり将来でもある。