サッカー元日本代表GK川口能活(43)の引退発表に伴い、清水商(現清水桜が丘)時代の恩師・大滝雅良氏(67)が、日刊スポーツの電話取材に応じた。

川口がアキレス腱を断裂するなど、選手として苦境に立たされていたJ1ジュビロ磐田時代を回想し、「弱気になって連絡が来るかなと思っていた時に来ました。その時は『次の世代が育つのを見届けるまで辞めるな。お世話になった人たちに恩返しをしなさい』と伝えました」と明かした。

その後、川口はJ2のFC岐阜、J3のSC相模原で現役を続けた。引退発表前にも連絡を受けたという大滝氏は「『お疲れさま』とだけ伝えました。大ケガもあった中で努力を続け、よくここまで頑張ったと思います」と優しい声でねぎらった。