東京ヴェルディが、DF井林章(28)の今季初ゴールでカマタマーレ讃岐を下し、ホーム最終戦を白星で飾るとともに、J1昇格プレーオフ圏内の5位に浮上した。

前半は、J3自動降格圏の21位以下が確定している讃岐が、東京Vを押し込む時間帯が長かった。讃岐は東京V陣内でパスを回すと前半12分、MF高木和正の左からの浮き球パスを、FW重松健太郎が頭で合わせたが、枠を外した。同19分には、右からの浮き球パスをMF佐々木渉がヘッドで合わせるも、枠を捉えることが出来なかった。

その中、前半38分、東京Vが先制した。MF内田達也がペナルティーエリア右側に蹴り上げた浮き球パスを、DF平智広が相手選手と競り合いながら頭で落とし、ファーサイドで待ち受けた井林が、右足ボレーでゴール右にたたき込んだ。

後半は東京V、讃岐ともに攻め合ったが、互いの守備を崩しきれず、東京Vがホーム最終戦に勝った。