連覇を決めた川崎フロンターレがFC東京を2-0で下した。

川崎FはエースFW小林悠(31)が左眼窩(がんか)底骨折の手術を受け、司令塔のMF大島僚太(25)も左ふくらはぎ肉離れで今季絶望。1トップには小林の代わりにFW知念慶(23)が入り、ボランチには川崎Fユース出身のMF田中碧(20)がリーグ戦初先発を務めた。

川崎Fは前半19分、田中とMF中村憲剛(38)の守備プレスから相手のパスミスを誘発。ゴール前でボールをカットした知念が冷静にネットを揺らし先制に成功した。

さらに後半5分、中村のスルーパスにDFエウシーニョが抜けだしグラウンダーのクロス。知念がシュートを打ち、一度は相手GKに阻まれたが、こぼれ球をMF長谷川竜也(24)が頭で押し込み追加点を挙げた。

東京はセットプレーなどの好機を生かせず無得点に終わり、ホーム最終戦を勝利で飾ることができなかった。