横浜FCのFWカズ(三浦知良、51)が古巣とのJ1参入プレーオフ・第2戦に向け必勝を掲げた。チームは28日、横浜市内で2日の東京ヴェルディ(V)とのプレーオフに向け調整を行った。

J1切符をかけた相手は、カズがJリーグ開幕時からのべ7季にわたって在籍した東京V。カズは「僕自身は、ヴェルディではいろんな思い出がある」とし、27日にはかつての同僚のラモス瑠偉氏の殿堂掲額式典に出席したことを明かし、その上で「今は自分は横浜FCの人間で、ここで(J1に)上がりたいという気持ちが強いので。相手がどうであろうと。まったく気持ち的には代わらない。特に意識することはない」と話した。

今季は終盤に「負けたら終わり」の試合で勝ち点3を重ね3位で終えた。カズは「勝ちたい、ではなく絶対に勝つという気持ちで挑みたい。挑戦者だと思いますので。クラブ全体で、サポーターとともに勝つ。それに尽きる」と強い気持ちを口にする。

「戦い方も特別変える必要ない。シーズン中の、3ポイント取るという気持ちと一緒。今まで通り」と平常心で挑む覚悟だ。