ジュビロ磐田がラストワンプレーの悲劇で入れ替え戦に回った。川崎フロンターレにロスタイムに1-2で逆転負け。

川崎Fは、ロスタイムの逆転勝ちの「等々力劇場」で今季の幕を閉じ、本拠地で勝ってシャーレを掲げた。

残留争いの渦中にいる磐田は引き分け以上で残留が決まる。一進一退の展開が続く中、先制したのは磐田。後半33分、今夏に川崎Fから磐田に移籍したFW大久保嘉人(36)が途中出場のMF松本昌也(23)のクロスを頭で押し込んだ。だが、本拠地でシャーレを勝って掲げたい川崎Fも直後の後半38分にコーナーキックからDF奈良竜樹(25)のヘッド弾で同点に追いついた。磐田は守備的選手を投入し、引き分け狙いに。だが悲劇は起きた。ボールを握り倒していた川崎Fは、MF家長昭博(32)がペナルティーエリアをえぐってグラウンダーのマイナスクロス。これが磐田DFのオウンゴールを誘発し逆転を許した。その直後に試合終了の笛。磐田は東京ヴェルディと横浜FCの勝者と入れ替え戦に向かう。

また、川崎Fはリーグ最多の57得点、リーグ最少の29失点を達成し、文句なしの優勝となった。