鹿島アントラーズは26日、DF三竿雄斗(27)が大分トリニータに完全移籍すると発表した。

鹿島には17年から2シーズン在籍。けがに苦しみ、出場は8試合にとどまった。

三竿はクラブを通してコメントを発表。支えてくれたファンやスタッフ、選手らへの感謝をつづると同時に「きっとこの苦しい期間が自分の人生にとっては必要な時間であり、今後飛躍するための糧になると信じています」と次のステージへ進む決意を述べている。

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鹿島アントラーズに関わる全ての皆様、2年間ありがとうございました。そして、チームの力になることが出来ずに申し訳ありませんでした。鹿島での2年間の大半の時間はけが、特にグロインペイン症候群との戦いでした。完治したと思ったら再発を何度も繰り返し、先が見えない中で何度も心が折れそうになりましたが、鹿島のユニホームを着てピッチに立ち、勝利に貢献することを目標に必死にもがいてきました。残念ながら、ピッチでチームに貢献することは出来ませんでしたが、素晴らしい選手、スタッフ、サポーターの方々と2年間共に過ごせて幸せでした。特に、メディカルスタッフには自分のわがままをたくさん聞いてもらい、必死に治療に当たってもらって感謝してもしきれません。しかし、きっとこの苦しい期間が自分の人生にとっては必要な時間であり、今後飛躍するための糧になると信じています。自分にはまだまだたくさんの目標がありますし、まだまだ成長出来ると思っています。これからも鹿島アントラーズがたくさんのタイトルを取り続けることを心から祈っています。本当にありがとうございました。