ガンバ大阪が5日、沖縄・南城市で2次キャンプをスタートさせた。

この日からアジア杯に出場していた日本代表GK東口、DF三浦、韓国代表FWファン・ウィジョと新加入DFキム・ヨングォンも合流。小雨の中で行われた練習では、昨季までJ2東京Vに所属していたスペイン人のトニ・ヒル・プエルト・新フィジカルコーチ(39)が、ユニークなアップ方法で雰囲気を和ませた。

正方形のように4カ所に分かれて、一定方向に周りながら1つずつメニューをこなす。身体的なメニューをこなすだけではなく、ボールを使いパスを交ぜながら行う。1つ終わればボールが飛んできて、対角線上へパス。次のメニューをこなして対角線上へパス。4カ所同時に起こっているため、全員の連係も必要となる。

愛称「トニさん」のプエルト・フィジカルコーチはペラペラの日本語で「頭使ってやろう!」とカツ。一見、簡単そうに見えるが選手からは「そっち、ちゃう!」と混乱したような声が飛んでいた。同コーチは「サッカーは常に頭を使うスポーツ。アップだからと言って体が慣れている状態ではダメ。だから私はメニューのバリエーションがとても多い」という。

知将の宮本監督に続いて、頭脳派のフィジカルコーチ。G大阪が今季目指す攻撃的なパスサッカーに必要な俊敏性ある体を作り上げるのが得意だという。今季は知的で機敏なガンバに期待だ。