FC東京FW久保建英(17)が来夏にスペイン1部バルセロナの下部組織と契約することで基本合意したとスペインメディアが報じたことを受け、東京の大金直樹社長は15日の練習後にクラブハウスで取材に応じた。

「まったく動きがない中での報道」と、決定事項ではないことを強調した。現時点でクラブ間で話し合いが行われている事実もないと断言した。

報道にあったパリサンジェルマンやマンチェスターCからの接触については過去に問い合わせがあったことは事実としながらも、「具体的な獲得の意思を持ったものではなかった」と説明した。バルセロナの育成組織出身の久保は、18歳未満の国際移籍を原則として認めない国際サッカー連盟(FIFA)の規定に違反したとしてクラブが処分を受け、15年に帰国した。今年6月4日に18歳となるため、動向が注目される。