横浜FCはホーム開幕戦でモンテディオ山形に敗れた。

横浜FCは、元日本代表MF松井大輔(37)が、長崎との開幕戦で退場となったDF田代真一の代わりに3バックの中央に入ってスタート。後半は、3バックから4バックに変わり、松井が右サイドバックに入った。

「センターバックは小学生以来」という松井は、攻撃の組み立てで持ち味のパスセンスを発揮。失点はセットプレーからで、崩されることなく仕事を全うした。松井は「どういう風にやっていいか分からなかった。自分の持っているものは出したつもり。楽しかったです」と振り返った。

今週初めの練習試合でセンターバックは試され、タバレス監督から試合の前々日に「センターバックも考えている」と言われていた。松井は「ちょっと笑っちゃいました」としながらも「新しく見えるものがあればうれしいし、いろんなポジションができるのもなかなかない。監督には感謝したい。幅が広がる意味では良かった」と話した。3バックの中央から見る景色に「新鮮だった。何試合かやれば、真ん中にもうちょっと入っていけるかな。次あるかは分かりませんが…」と新境地開拓に意欲を見せていた。