今季最初のJ3静岡ダービーは、0-0のスコアレスドローに終わった。アスルクラロ沼津は、FW坂本修佑(しゅうすけ、26)が今季初先発。フィジカルの強さを生かし、ゴールに迫った。

沼津FW坂本は、後半立ち上がりに迎えた決定機の場面を悔いた。同2分、DF尾崎瑛一郎(34)の右クロスを右足で合わせたが、ゴール上に外れた。「約束通りの動きで飛び込んだが、浮いてしまった。決めないといけない」と、唇をかんだ。この日が今季初先発。183センチの長身を生かし、前線で起点になった。「これまでに途中出場もあったので、準備は出来ていた」。ダービーの通算対戦成績は3勝2分け。無敗は守った。「無失点で終えた点は良かった。後は前線の選手が結果を残すだけ」と前を向いた。【古地真隆】