J2ジェフユナイテッド千葉の元日本代表FW佐藤寿人(37)が18日、次節のアウェー横浜FC戦(21日、ニッパツ)でのFWカズ(三浦知良、52)との直接対決へ意気込んだ。

佐藤寿にとって、カズは幼少期から目標としてきた存在。長く背負ってきたおそろいの背番号「11」も、その憧れがあってのもの。4月3日のFC琉球戦で今季初ゴールを挙げるなど、ここ4試合連続出場中とコンディションも上がってきており「楽しみですよ。試合には勝たないといけないですけど、久しぶりにピッチの上で対戦できればうれしいです」と話した。

一方のカズは直近のホーム開催試合となった4月7日のアビスパ福岡戦で先発出場を果たしており、千葉との試合でも出場する可能性はある。リーグ戦のピッチで2人が共演するのは佐藤寿がサンフレッチェ広島(当時J2)に所属していた08年9月20日の第36節の横浜FC戦以来。この時の会場もニッパツ三ツ沢球技場で、共に先発出場していた。試合は佐藤寿が先制ゴールを挙げたが、最終的に1-1の引き分けだった。

オフにはグアムの同じグラウンドで自主トレを行ったこともあるなど、常にカズのプロとしての姿勢に刺激を受けてきた。「トレーニングに真摯(しんし)に向き合っているし、あの年齢で現役というだけですごいけど、それ以上に現役でいられるようなコンディションを保つこと、情熱を持ち続けることはカズさんにしかできない」。

憧れのカズの目の前で、再び佐藤寿がゴールを狙う。