鹿島アントラーズがDF犬飼の今季初ゴールで17位のベガルタ仙台に競り勝った。

最初に決定機を作ったのは仙台だった。前半16分、左クロスをゴール前のFWジャーメインが後ろにはたき、走り込んできたMF松下がGKと1対1に。絶好のチャンスだったが、鹿島GKクォンのスーパーセーブに阻まれ、得点を奪うことはできなかった。対する鹿島も同33分にMFレオ・シルバがフリーでシュートを放ったが、枠を捉えられず。直後の34分にはMF白崎の右クロスを中央でMF安部が合わせたが、惜しくもゴール上にそれた。前半は両チームともに良い攻撃の形を作ったが、決定力に欠きスコアレスで折り返した。

後半ようやく試合が動いた。21分、鹿島はMF永木の左CKにファーサイドのDF犬飼が頭で合わせて先制。これが決勝点となった。終了間際にはMF安部が負傷退場するアクシデントもあったが、犬飼の今季初ゴールを守りきった鹿島がホームで勝利を飾った。