ガンバ大阪MF遠藤保仁(39)が今季初得点で、自身が持つ歴代最長の連続シーズン得点記録を22年に更新した。

プロ1年目からJ2の13年を含む連続記録。1点を追う後半26分、相手のクリアボールに詰め、右足でのシュートがDFに当たり、決まった。背番号7は「ラッキーな形だったけど、ゴールはゴール。早く追い付いて相手に重圧をかけたかったので、得点が必要だった」と振り返った。

J1で通算610試合103得点目。この日は今季初めて3バックを採用し、エースのFWファン・ウィジョやアデミウソンが先発から外れた。遠藤は「3バックは相手の良さを消すことを考えて。一番の目的は(DFの)裏を使わせないことだった」。

後半からは4バックへ変更し、アデミウソンが投入された。後半はリズムをつかみ、シュートは10本に増加。遠藤もボランチからトップ下に位置を変更し、攻撃を活性化した。大黒柱の39歳は「本来は後半のような戦い方をするチーム。3連敗で今日は相手の良さを消す(戦術の)選択をしたけど、もっと自分たちの良さを見せていきたい」と意気込んだ。

3連敗で止めたが、クラブ史上初の開幕からホーム5戦勝ちなし。遠藤は「より多くのゴールを取っていきたい。後ろのDFを生かすためにもチャンスを生かして点を取りたい」。公式戦5試合勝ちなしと波には乗れていないが、平成最後の戦いとなる仙台戦(27日、アウェー)で白星をつかみ取る。