ヴィッセル神戸はセレッソ大阪に競り負け、吉田孝行監督(42)復帰後の公式戦初星はならなかった。

敗戦の中でユース所属でU-18日本代表のMF小田裕太郎(17)が後半22分からの出場でトップチームの公式戦デビュー。吉田監督は「アカデミー(下部組織)で何試合が見た。ああいう展開で何かやるんじゃないかと期待させる」と送り出した。

「監督から若いから思い切りやってこいと言われた。攻撃に違いを出そうと思ったが、シュートまでいけなかった」。得意のドリブルで積極的に仕掛けた。しかし、トップチームの壁は厚く「何回か通用する手ごたえはあったが、球際の強さとか感じさせられた」。

ただ、将来に向けて大きな経験は確か。指揮官も「この経験を生かしてステップアップしてほしい」と成長を期待した。