アビスパ福岡は平成最後のリーグ戦を勝利で飾れなかった。大勢のサポーターが見守る中、ファビオ・ぺッキア監督(45)が「アウェーでやる時はいつもいい感じだが、ホームでまったくできない」と嘆く完封負けだ。

この日も距離感の悪さなど攻守にかみ合わず、今季6敗中ホーム試合だけで4敗を喫した。

猛攻から一転、カウンターから失点するリスク管理の甘さを露呈する内容に、DF実藤友紀(30)は「守れるチャンスはあるのに、決められてしまうのが流れの悪さというか、今のアビスパを象徴している」と険しい表情。本拠地で相手に約3倍の14本ものシュートを浴びるふがいなさだった。