北海道コンサドーレ札幌FW鈴木武蔵(25)が平成ラストゲームで勝利に導くゴールを誓った。

アウェー磐田戦(28日、ヤマハ)に向けて27日、札幌・宮の沢での前日練習で調整し敵地へ移動した。「本当に最後ですもんね。平成に生まれた身としては、決めたいですね」と笑みを見せた。

古巣相手に2得点を挙げたルヴァン杯J2長崎戦から中3日。4月の公式戦全5試合に先発している。アウェーが続き、移動が伴う連戦の疲労は「まだ大丈夫」と、問題視しない。同杯では2戦5発で存在感を放ち、得点ランキングでトップに立つ。リーグ戦は5試合ゴールから遠のいており、鈴木のゴールが待ち望まれている。好調な手応えがあるからこそ本人は「(J1の)平成最後のゴールは誰が決めるんでしょうね。あの試合(清水対浦和、午後4時開始)でゴールが生まれなかったら、可能性もあるんですね」と、節目のゴールにも興味津々だ。

2連勝から3連敗を喫し、再び2連勝中で臨む一戦へ気を引き締める。「勘違いしていた。連敗中は走り勝てないとか、球際が緩くなったりとか、教訓になった。ちょっとでも油断したらやられちゃう。試合通しての集中力は今はある」と言い切る。平成最後の試合、今季初の3連勝で締めくくる。【保坂果那】