湘南ベルマーレはU-20日本代表MF鈴木冬一(18)のプロ初ゴールでV・ファーレン長崎に1-0で競り勝った。

スコアレスで折り返した後半3分、ゴール前にいた鈴木が左サイドからパスを受けると、右足トラップから浮いたボールを利き足の左足ボレーシュートでゴール右隅に突き刺した。

昨季王者ながら、今大会はこの試合前までグループ最下位と低迷。1次リーグ敗退危機だったチームを救う一発に、曹貴裁監督(50)も喜びを爆発させ、駆け寄ってきた鈴木と抱擁を交わした。

7日に発表されたU-20W杯ポーランド大会(5月23日開幕)のメンバーにも選出された高卒ルーキーの活躍で勝ち点3をもぎとり、長崎をかわして勝ち点6の3位に浮上。残り1試合で1位の北海道コンサドーレ札幌と2位横浜F・マリノスは勝ち点8で並んでおり、1次リーグ突破へ望みをつないだ。湘南は22日の最終戦で札幌とホームで対戦する。