「浪速のめっし」がゴール量産でガンバ大阪を押し上げる。最下位と勝ち点差なしの15位に低迷するG大阪は13日、同14位のジュビロ磐田とのアウェー戦(15日)に向けて大阪・吹田市内で非公開練習を行った。

注目は前節の鹿島アントラーズ戦で初先発、ゴールを決めた「浪速のめっし」ことFW食野(めしの)亮太郎(20)。「コンディション、キレを落とさないようにしてきた」と話し「自分のポジションは点を取れば評価されて、取れなかったら外される」とストライカーの決意をにじませた。

G大阪は5月18日のセレッソ大阪との大阪ダービーに1-0で勝利後、北海道コンサドーレ札幌に0-0、鹿島に1-1と勝ちきれない試合が続く。守備は安定も、攻撃面で爆発力のなさが現実だ。食野は「鹿島戦も2点、3点と取れるチャンスがあった中で決められなかった。チャンスがあれば、自信を持って思い切り足を振っていきたい」。

同じ勝ち点の磐田との勝敗は、今後の戦いにも影響を及ぼす。危機脱出へ「浪速のめっし」が“爆発”を狙う。