J1湘南ベルマーレは13日、コーチングスタッフや選手へのパワーハラスメント疑惑が明らかになった曹貴裁監督(50)についての声明文を公式ホームページに掲載し、同問題に対するJリーグの調査が終了するまで、現場での指揮および指導を控えることを発表した。クラブによると、当面の間は高橋健二コーチらを中心に指導を行い、17日にホームで行われるサガン鳥栖戦も同コーチが指揮を執る。

曹監督は12年から当時J2だった湘南を指揮し、走る「湘南スタイル」を確立。昨季はルヴァン杯のタイトルも手にしていた。今季は就任8年目を迎え、チームは11日にアウェーでジュビロ磐田に3-2で逆転勝ちし11位へ浮上していた。

クラブによると13日の非公開での練習前に、真壁潔会長や水谷尚人社長らが選手に説明を行った。12日の練習はオフで、同問題発覚後、この日から練習再開となっていた。