鹿島アントラーズDF内田篤人(31)が3月30日のリーグ磐田戦以来、4カ月半ぶりに復帰した。

後半39分にDF伊東と代わり右サイドバックでプレー。「1回試合に出ると、体的にも気分的にも楽になる」と柔らかな表情を浮かべた。10分足らずの出場ながら、内田らしいピンポイントクロスで会場を沸かせた場面も。「あれ1本のためにお金を払ってくれている人もいる。そういう質、お金を払って見せるべき技術というのは、これからもっとやらないといけない」と高いプロ意識を口にした。

右サイドバックで先発したDF伊東もこの日、1年ぶりに復帰した。ACLを戦うチームには、厳しい連戦が待ち受ける。常勝軍団を率いる内田主将は「夏明けはけが人が戻ってくる。選手として(チームを)助けなきゃいけない。キャプテンマーク巻いているぶん、ちゃんとやらないといけない」と言い聞かせるように話した。【杉山理紗】