横浜FCがV・ファーレン長崎を2-0で下し暫定でJ1自動昇格圏の2位に浮上した。

下部組織出身の22歳のMF斎藤功佑と18歳のFW斉藤光毅の“ダブル・サイトウ”がチームを勝利に導いた。MF中村俊輔(41)は2試合連続でボランチで先発。FWカズ(三浦知良、51)はベンチ外だった。

U-20日本代表の経験を持つ斉藤光毅(18)が、5試合ぶりの先発でしっかりと結果を残した。仙台大4年で特別指定のMF松尾佑介(22)とのポジション争いの中、8月からはベンチを温める時間が長かった。「久々のスタメンで決めようと思っていた」。ギラギラした気持ちをプレーにぶつけた。後半17分、カウンターからゴール前に走り込むと、DF北爪の折り返しを右足で流し込み、7月31日の山口戦以来の得点で今季6点目。それでも「結果は出ましたが、決してプレーがよかったとは言えない。得点1つで満足してはいけない立場」と気を引き締めた。

また、チームの勝利をスタンドで見守ったカズは「こうやってポイントを積み重ねることが大事」。3位の大宮アルディージャが、6日に台風の影響で延期になっていたアビスパ福岡戦を控えていることを挙げ「その試合で順位は変わりますけど、少しでも大宮にプレッシャーをかけられたと思うし。来週もまだまだ続きますから、みんなで戦っていきたいと思います」と話した。