J1清水エスパルスDF立田悠悟(21)が“名誉挽回”の完封を誓った。10日のアウェー仙台戦では6試合ぶりの先発復帰が濃厚。

6日は静岡市内で調整に励み、次戦に懸ける思いを口にした。「前回のジュビロ戦では自分のプレーができなかった。次は結果を残せるような準備をしていきたい」。

前節磐田との「静岡ダービー」では前半5分にDFファン・ソッコ(30)が1発退場。急きょセンターバックとして途中出場するも、試合の雰囲気に入り込めなかった。立田は「あんな経験は今までなかった」。交代直後にはあわや失点につながるパスミスでピンチを招き、後半41分には対峙(たいじ)した相手選手に起点を作られて決勝点を献上。チームも敗れ「つぶせないなら自制するべきだった」と猛省した。

17日にはU-22日本代表の一員としてU-22コロンビア代表との国際親善試合に臨む。来年の東京五輪メンバーはオーバーエージ枠を含めて18人。立田は「枠は狭くなるし、アピールしないといけない」と表情を引き締めた。クラブでのプレーもメンバー選考につながる重要な試合。「まずはチームが勝てるようにやっていきたい」と4戦ぶり完封のために体を張る。【神谷亮磨】