全国高校サッカー選手権の開会式が30日、東京・駒沢陸上競技場で行われた。4年ぶり10度目出場の神戸弘陵(兵庫)は、入場行進を終えて気合を入れ直した。谷純一監督(46)は「初戦に合わせて調整してきた。初戦の難しさはどこも同じ。うまく持っていきたい」と、31日の1回戦秋田商戦をにらんだ。

当初の夢プラン通り、地元のJリーグ・ヴィッセル神戸が元日の天皇杯決勝まで勝ち進んだ。谷監督らチームは、入場券が手に入れば神戸の応援に行く予定。主将のMF沖吉大夢(3年)は「チームの調子は上がってきた。僕らが31日に勝ち、神戸を応援したい」と話した。来季セレッソ大阪入りするDF田平起也(3年)は「個人的には調整が遅れた時期もあったが、もう大丈夫です」と話した。神戸弘陵は過去ベスト8が最高で、今大会は神戸とダブル初優勝を狙っている。