Jリーグは東京・文京区のJFAハウスで3日、4日の「風疹の日」に向けて展開中の「ストップ風疹」キャンペーンのPRを行った。

社会問題などについてJリーグが地域や企業、自治体などと連携して取り組む社会連携活動「シャレン!」の一環として、厚生労働省と風疹の検査受診を啓発するキャンペーンを実施している。

「風疹」は風疹ウイルスによる感染症で、くしゃみやせきで感染する。潜伏期間は2~3週間で発熱や発疹が発症。感染力が強く、妊娠初期の女性が感染すると赤ちゃんが難聴や心臓病、白内障になる恐れがある。

Jリーグは1月28日からは各クラブと連携し、SNSなどでメッセージを配信中。8日にJリーグ王者の横浜F・マリノスと天皇杯覇者のヴィッセル神戸が激突する富士ゼロックス・スーパー杯(埼玉)では会場外に特設ブースを設置し、無料での抗体検査を限定で実施するほか、啓発メッセージと両クラブの優勝写真などが入ったトレーディングカードを1000枚配布する予定だ。

Jリーグ社会連携本部・社会連携部の鈴木順部長は「Jリーグが先頭を切って進めて、スポーツ界全体に啓発していきたい」とアピール。藤村昇司特命担当部長は「風疹は感染力が強いですが、知って対策を取れば根絶できる。東京オリンピック・パラリンピックまでに、打てる手を打とうということです」と語った。