ヴィッセル神戸は4日、神戸市の和田神社で恒例の必勝祈願を行った。神戸は元日の天皇杯でクラブ初タイトルを獲得。今季は最初のタイトルが懸かる8日の富士ゼロックス・スーパー杯横浜F・マリノス戦(埼玉)などすべてのタイトルを取るため、選手、スタッフ全員がそろって祈願した。

昨年に続き主将を務めるMFアンドレス・イニエスタ(35)や、初参加のトルステン・フィンク監督(52)、立花陽三社長(48)らが最前列で無事に1年間を戦い抜けるように、神妙な表情で頭を下げた。

昨夏に途中就任したドイツ人のフィンク監督は「外国人として日本の文化に触れられて、いい経験になる。昨年も本拠地で同じような行事に参加し、運がついて優勝できたのかもしれない。いいモチベーションになった」と振り返った。8日の横浜戦へは「リーグ王者で間違いなく強敵。我々は追うチームであるが、いい結果を残したい」と、まずは最初の公式戦で1冠目獲得を誓った。

チームは2日まで沖縄キャンプを行い、1日のオフをはさんでこの日午前から神戸市内で練習を再開させた。12日にはACL初戦JDT(マレーシア)戦(ホーム)、23日にはJ1開幕横浜FC戦(ノエスタ)も控えている。