ヴィッセル神戸は4日、今季のACLに出場可能な外国籍選手3枠に、MFアンドレス・イニエスタ(35=スペイン)、DFトーマス・フェルマーレン(34=ベルギー)、FWドウグラス(32=ブラジル)を登録することを決めた。MFセルジ・サンペール(25=スペイン)とDFダンクレー(28=ブラジル)は登録を外れた。この登録は準々決勝の前まで変更できない。

クラブ内では、5月に36歳を迎えるイニエスタの体調や長距離移動による疲労を考慮し、ACLに登録するか否かをぎりぎりまで見極めてきた。

それでもクラブ最大の目標にACL優勝を掲げていることもあり、この日午前にフィンク監督を含めた首脳による最終会議で決定した。「今季5冠獲得」を掲げ、さらに2年連続主将を務めるイニエスタのモチベーションを考えても、登録から外すことはしなかった。

フェルマーレンもベルギー代表との兼務で強行軍になるが、あくまでアジアの頂点を狙う上で欠かせない戦力と判断した。5選手の中でも、この3人はDF、MF、FWとバランスも考え、さらに実力的にも誰もが異論をはさむ余地がない顔ぶれになる。

神戸は12日のACL1次リーグ初戦となるJDT(マレーシア)戦(ホーム)を控えている。