J1清水エスパルスは7日、本拠地のIAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でJ2FC町田ゼルビアと練習試合(45分×3本)を行った。リーグ再開予定(18日)前の最後の実戦は、完全非公開で実施。スコアやメンバーの公表もなく、厳戒態勢で行われた。試合後にピーター・クラモフスキー監督(41)が取材に応じ「多くのチャンスがつくれた。守備も良いエリアでボールを奪えていた」と満足げに振り返った。

前日6日の練習後、指揮官は「(練習試合では)ダイナミックな攻撃を見たい」と要求。選手たちは期待に沿ったプレーを見せたようだ。この日、30歳の誕生日を迎えたDF奥井諒は「前方向のアクションが、今までで最も多かった」。MF西沢健太(23)も「裏を取る回数や、ゴール前に入っていく回数も増えた」とうなずいた。今後も成熟度を高めつつ、Jリーグ公式戦再開に向けて準備を進める。【古地真隆】