Jリーグは12日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けた全公式戦の中断を3月いっぱいまで延長することを正式決定。J2アルビレックス新潟は4月4日のホーム甲府戦からの再開を目指すこととなった。

2月23日の開幕戦でゴールを決めたMFロメロ・フランク(32)は再開が再延期されたことについて「正直、早く試合はしたい」と本音を明かしつつ、「この期間でけが人も戻ってきている。しっかりチームの修正点を克服していきたい」とリーグ戦再開までの期間を前向きに捉えていた。

群馬との開幕戦や中断期間中に行われた練習試合、紅白戦では得意とするボランチではなく、インサイドハーフでプレーする時間が多くなっている。ロメロは「中央に絞ってボールをキープしたり、裏のスペースへの抜け出しもできる。より攻撃的にいけるので、違和感なくやれている」と手応えをつかんでいる。

再開は当初予定から約2週間延びた。「再開をホームで迎えられることはかなりのアドバンテージ」とロメロ。「サポーターは今、練習見学にも来られない状態なので、いい試合をして勝利をプレゼントしたい。全員でいい準備をしていく」と表情を引き締めた。【小林忠】

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J2新潟・是永大輔社長(42)「スタジアムにお越しいただける皆様が安心で安全な環境のもとに公式戦を開催することが前提であり、当クラブといたしましても、このたびのJリーグの決断を支持し、最大限の対応を取っていきたいと考えています」。