J2アルビレックス新潟のDF早川史哉(26)が新型コロナウイルスの影響による中断期間を、全身の筋力向上のために“有効活用”している。

「メインは対人プレーで必要な筋力アップ。今しかできないことに取り組んでいる。競り合いで当たり負けしなくなってきたし、体の動く範囲が広がった」と手応えをつかんでいる。

複数の守備的ポジションをこなせる早川。「チームのバランスや周りの選手の個性を生かすプレーを常に心掛けているし、それが自分の持ち味。再開戦(4日ホーム甲府戦)先発出場を狙って準備を進める」と力を込めた。

チームは先月23日の群馬との開幕戦以来、週に1回ペースで紅白戦や練習試合を行う。「緊張感という意味では公式戦と練習試合は全く別。難しさはある」と再開が不透明なまま準備を続けることに難しさを感じているが、「チームはこの1カ月でプレースピード、状況判断がどんどん良くなっている。練習試合の中でいいテンポでボールつながったり、試合を支配できる時間帯も出てきた。早く公式戦で試したい」と現状では4月4日ホーム甲府戦でのリーグ再開を心待ちにしている。【小林忠】