J1清水エスパルスに今季新加入したブラジル人FWカルリーニョス(25)が、合流に向けて順調に準備を進めている。

11日は静岡市内での練習に参加。今年2月の加入以降、コンディション不良のため別メニュー調整を続けている。しかし徐々に状態は上向いており、ボールを使ったメニューにも取り組んでいる。「フィジカル面を考え、筋肉系の問題が起こらないように進めている」と話した。

昨季まで所属したスイス1部・FCルガーノでは、通算91試合29得点。清水では前線での起用が濃厚だ。Jリーグの印象について「(プレーが)強く、激しい。頭を使わないとやっていけない」と分析した。

背番号が固定制となった97年以降では、クラブ史上初めて外国籍選手が10番を背負い、サポーターからの期待を集めている。「リーグ再開までに、できるだけ早く戻りたい」と力を込めた。【古地真隆】

◆カルリーニョス 1994年(平6)8月8日、ブラジル生まれ。13年から母国のパラナ・クルーベでプロキャリアをスタート。17年2月にスイス1部・FCルガーノへ移籍。174センチ、71キロ。利き足は右。