サンフレッチェ広島は11日、新キャッチフレーズ「ひろしまの力を合わせて Save HIROSHIMA」を掲げて、地元へ貢献活動を行うと発表した。

新型コロナウイルス感染拡大防止に広島県一丸となって努める中、クラブはホームタウンの広島を守り、支えていく活動を行ってきた。今後も同様の活動を続けていく上で、今回のキャッチフレーズを掲げ、より地元密着の意思を表していく。

キャッチフレーズのロゴデザインにも思いを込めた。広島県の地図を小さなドットで表すことにより、ホームタウン広島とともに生きる1人1人の力を結集させて、この難局を乗り越えていく思いを表現。「力」の文字には、クラブ名「サンフレッチェ」の由来でもある、毛利元就の故事「三本の矢」を用いてデザインした。

「Save HIROSHIMA」の言葉には、広島を守り、支え、元気づけていく、という思いを込めているという。

今後は「オリジナルグッズ販売」「各種活動へのキャッチコピー使用による啓発」など随時展開していく。

仙田信吾社長は「まもなく、このロゴデザインを染め抜いたTシャツを製作販売します。(7月4日からの試合再開は)無観客からスタートし、その後も3密を避けるために少人数しか収容できません。ついては、年間指定席購入済みのお客様には返金が必要になります。Tシャツ売り上げは、この補填(ほてん)に充ててまいります。現金収入が相当期間にわたって途絶え危急存亡にあります。この言葉には、常に広島の人たちと共にある、私たち自身の存続という希望も込めています」などとメッセージを発表した。