サガン鳥栖は15日、テレビ会議アプリ「Zoom」を通じて、公式戦再開日程発表を受けた記者会見を行った。金明輝監督(39)が取材に応じた。

指揮官は、リーグ再開初戦となる7月4日大分トリニータ戦(昭和電ド)へ「(昨季)上位フィニッシュしているので、胸を借りるつもりで臨むが、勝ちにはこだわってやっていきたい」と、スタートダッシュを誓った。

2週間前から実戦形式練習をこなしてきた。現在のチーム状態について、同監督は「70~80(パーセント)だが、選手の状態は上がっている。新型コロナウイルスによる自粛前より状態はいいし、戦術理解もいい」と期待を寄せる。夏場の過密日程にも触れ「11人では無理なので全体で戦わないといけない。戦力の底上げをしてやっていく」と気合を込めた。

新型コロナウイルスの感染拡大が収まらぬ中、経営危機にも見舞われたが、5月15日、1カ月半ぶりに全体練習を再開した。J1最速の再始動にあたり、元日本代表FW豊田陽平(35)は「生活の部分など、社会の中で責任が求められる。(J1の)先陣を切っただけに、より大事になる」と気持ちを引き締めた。