ヴィッセル神戸は2日、トップスポンサー「ケンミン食品」(本社神戸市)と共同で、133万6000円を「こうべ医療者応援ファンド」に寄付し、神戸市内の本拠地ノエビアスタジアム神戸で目録の贈呈式を行った。

寄付金は、今季のJ1リーグ戦の協賛イベントで、来場者へ配布予定だった特別パッケージの商品「ヴィッセル焼ヴィーフン」1万食の売上金。「焼ヴィーフン」は「焼ビーフン」と「ヴィッセル神戸」のヴィを掛けた造語のオリジナル商品で、334セットを一般販売して即日完売したという。神戸サポーターらの思いを込め、今回の寄付となった。

贈呈式に参加した神戸森井誠之副社長は「(寄付するための)商品がすぐに完売し、選手たちも喜んでいます。我々も医療従事者にお世話になり、改めて2度と(感染者を)出してはいけないと思っております」とあいさつした。

神戸では3月下旬から4月上旬にかけて、DF酒井高徳(29)を含めてチーム関係者の計3人が、新型コロナウイルスに感染。地元の医療従事者への感謝の気持ちを込め、既に選手だけで寄付も行っている。