ヴィッセル神戸トルステン・フィンク監督(52)は7日、神戸市内での練習後にオンラインで取材に応じた。J1リーグ戦の8日サガン鳥栖戦(駅スタ)へ向け、この日はミーティングを実施してから最終調整に臨んだ。

4日のJ1再開初戦はサンフレッチェ広島に0-3の完敗。ホームでほぼベスト布陣で挑んだだけにショックは大きいが、指揮官は「負けの後に次戦がすぐに来るのはいいこと。すぐに勝ち点を取るチャンスがある」と中3日の強行軍を、むしろ歓迎した。続けて「鳥栖は広島とまったく違うチームスタイル。うまく話し合っているので、準備できている」と対応策に自信を見せた。

広島戦でフル出場した36歳のMFイニエスタに関しては「ローテーションで選手の入れ替えは、もちろん常に考えている。ただ、シーズン再開したばかりで、明言はできないが、2試合目なのでそこまで大きな変化は必要ないかなと思う」と連続先発を示唆した。

「練習してきた動きを理解してもらい、実行できれば得点機につながる」とフィンク監督。2月の今季開幕戦はホームで横浜FCと引き分けており、今回の鳥栖戦は初アウェーで条件は悪いが、初勝利が求められる。【横田和幸】