ガンバ大阪宮本恒靖監督(43)は21日、3連勝が懸かった22日のサンフレッチェ広島戦(パナスタ)へ向けて取材に応じた。12日清水エスパルス戦、18日大分トリニータ戦で連勝し、3勝1分け1敗で現在5位につけている。

最近3試合未勝利の広島とはいえ、指揮官は「前線には強烈な選手(レアンドロ・ペレイラ)がいて、やりにくい相手。90分間しっかりマネジメントしたい」と気を引き締めた。一方で「まずは我々のパフォーマンスを、いかに出せるかにフォーカスしたい」。大分戦同様に、あくまでも攻撃的な姿勢で臨むことを強調した。

今後2試合は中3日の強行軍が続き、選手の起用法が焦点にもなる。「ターンオーバーは考えるし、選手の連係面や、改善していくところも大切にしていきたい。バランスを見ながら決めたい」。MF倉田と小野は併用が続いており、今度は倉田の先発か。3試合連続ベンチスタート中のMF遠藤の起用も注目される。

前節大分戦で今季初めて途中でベンチに退いたMF小野瀬は、痛めた部分があるもようで、宮本監督は「まだファイティングポーズを取ってくれている。明日(22日)判断したい」と慎重な言い回し。MF福田も控えており、無理をさせない可能性もある。

今月中にデビューの可能性があったDF昌子は、痛めていた右足首は回復傾向にあるもようだが、ぶっつけ本番を避ける意味でも、当面は出場を回避する見込み。DF菅沼、新里も故障を抱えているもようで、前線に比べて最終ラインは主将のDF三浦、キム・ヨングォン、高尾に頼るしかない。【横田和幸】